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2018.11.22 Thu

Qレントゲンは安全ですか?

歯医者で撮るレントゲンは歯や顎の骨の硬い組織の変化を確認するために必要です。

歯のトラブルは歯の内部で起こっていることがほとんどであり、レントゲンを撮って確認することはとても有効です。

歯科を含む医療用のレントゲンで使われているのはX線といわれる放射線です。

放射線と言われると危険なイメージを持つ人も多いですが、実は私たちは毎日放射線を浴びて生活しています。

テレビや電子レンジなどの電子機器から出ているのはもちろんのこと、食べ物からも放射線は出ています。

食事による内部被ばくは年間で平均410マイクロシーベルトあります。また飛行機ですと、東京~ニューヨークの往復でおよそ200マイクロシーベルトの放射線を浴びると言われています。

それに比べ、歯科のレントゲンは1~20マイクロシーベルトときわめて微量であり、年に数回レントゲンを撮っても大きな被害を受けることはありません。

また、取り込まれた放射線は新陳代謝によってある程度放出されるため、日常生活を送る上で特に気にする必要はありません。

歯科医院でレントゲンを撮る時は防護エプロンを身に着けます。また撮影範囲は口周辺であることと、放射線の量も微量のため、妊娠初期を含め、胎児への影響も限りなく少ないと言えます。国際放射線防護医院会の勧告によると妊婦さんが出産までに浴びていい放射線量は10000マイクロシーベルトと言われています。

そのため安心してレントゲンを撮ることができますが、妊娠中の方は一度ご相談下さい。