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2025.12.26 Fri

歯科用のレーザー治療機器とはどういうものか

 歯科用レーザーとは、歯科治療のさまざまな場面で使われる医療用レーザー機器のことです。

痛みや出血を抑え、治療の負担を軽くできるのが大きな特徴です。

 では、何ができるのでしょうか、よく使用される場面をいくつかご紹介します。 

 まず、手術の時などに歯茎を切る必要があるとき、レーザーが使用できます。 メスなどの刃物と比べてのメリットとして、レーザーで歯茎の組織を切りながら、止血もできるのです。 そして、”切る”と言いましたが、実際には歯科用レーザーでは、組織の細胞を蒸散させます。 レーザー光線のもつ熱エネルギーによって、組織の水分が瞬時に蒸発し、エネルギーが照射された部分を”消します”。 また、それは殺菌の効果もあります。 それと同時に、熱によって、血液を凝固させ、止血を行います。 この止血には患者様の負担も軽減できますし、そして手術をしている場所がとても見えやすくなるという利点があります。 見えやすい場所の手術は正確で迅速な処置が可能となり、その点でも患者様の負担を軽減することが可能です。 なので、レーザーを用いた治療は出血が少なくすみ、早い処置と感染リスクを下げることにより、治癒が早くなるという特徴があります。

 また、そのほかの応用方法として、口内炎の処置が可能です。 レーザー治療機器のレーザーは出力を抑えることで、口内炎の表面だけを熱エネルギーによって固めてしまうことができ、早期に痛みを取り除くことが出来ます。 

 レーザー機器はその出力を調整する事で、治癒促進から消毒、切開など様々なことが可能な治療機器なのです。

 

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