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痛くないのに虫歯と言われました。治療は必要ですか?2019.04.26

痛みが無くても「虫歯がある」と言われた場合は、治療をする必要があります。虫歯は、初期の段階では、痛みがありません。しかし、虫歯は一度歯に穴が開いてしまうと、自然に治る事はないので、早めに治療する必要があります。治療が遅れれば、それだけ大がかりな治療になったり、大切な神経を保存できなくなることもあるのです。

≪虫歯の段階≫

■CO・・・歯に穴があく前の初期虫歯で、フッ素とキシリトールを利用し、歯を再石灰化させることで、治る場合があります。

■C1・・・歯の表面のエナメル質だけに穴があいた状態。痛みなどはありませんが、放置すればどんどん進行します。削って詰める治療が必要です。

■C2・・・エナメル質を突き破って、象牙質に達した虫歯です。血管や神経の通っている歯髄には達していないので、強い痛みはありません。しかし、象牙質には知覚があるので、冷たいものや酸っぱいもの、甘いものが染み始めます。

■C3・・・虫歯が歯髄に達し、歯髄炎を起こした状態で、ひどく痛みます。熱いものがしみ、耐えられないほどの激痛を伴うことが多くなります。この場合、神経を取る治療が必要となります。

■C4・・・エナメル質は跡形もなく崩壊し、歯髄は壊死して、痛みなどの自覚症状は軽減します。しかし、歯が欠けていき、残根状態となるため、抜歯となるケースもあります。

 

 

このように、虫歯を放置すればするほど、大切な歯を失うリスクは高くなってしまいます。

できるだけ早期の段階で治療すれば、治療回数は少なく、治療費も多くはかかりません。もちろん歯への負担も少ないため、痛みがなくても虫歯があれば、早めの治療をおすすめします。