- 乳歯の生え変わり2024.12.27
お子様の歯は、だいたい生後6ヶ月頃に下の前歯から生え始め、2歳半頃には20本全ての乳歯が生え揃います。
そして次に、6歳頃になると、”6歳臼歯”と言われる第一大臼歯が生え始めます。 その頃からだんだんと前歯の乳歯からグラグラとし始めます。その後ほとんどの場合では、前から後ろへ順番に11歳頃にかけて抜けていきます。 そして、13歳頃に第二大臼歯が生えてきて、親知らずを省く、28本の永久歯が生え揃います。
では、その過程で起こる事についていくつかお話を致します。
歯列不正の無い、綺麗な歯並びの場合ですが、乳歯が生え揃うとほとんど隙間無く並びますが、4〜6歳頃になり、歯の生え変わりの時期を迎えると。顎が成長していくにつれて、歯と歯の間に隙間が出現し、だんだんと広がっていきます。 アグリーダッキッングステージと言われており、問題は無く、成長の過程で起きる変化です。 永久歯は乳歯よりも大きいので、生え替わりが完了すると、隙間はなくなり、綺麗に並ぶようになります。
また、よく起こりうる事として、自然に抜け落ちて生え変わらずに、乳歯がまだ抜けてないにも関わらず、永久歯の頭が出てくるという事があります。 この場合は、乳歯がいつまでも残っていると永久歯がちゃんとした位置に生えることができないので、ズレた位置に生えてきてしまう恐れがあります。 なので、この場合は歯科医院で乳歯を抜かなければならなくなります。
そして、なかなか生え変わりが起こらないこともあります。 単に生え変わりが遅いだけかもしれませんし、そうではなくて、その位置に生えてくるはずの永久歯が無いということもあります。 レントゲンを撮影すれば、いつ頃生えてきそうであるか、永久歯があるか無いか、が分かりますので、そういった場合は一度当院にご相談下さい。