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よくあるご質問

Q
生え始めの歯の虫歯予防について
A

 生え始めの歯に対する虫歯予防について、シーラントいう方法があります。 シーラントとは、虫歯のリスクが高い歯の噛み合わせの部分の溝を、虫歯になってしまう前に、あらかじめコンポジットレジンという、樹脂材で埋めてしまうという処置です。

 では、何故そのような処置をするかといいますと、本来、大人の歯ですと、噛み合わせの部分は歯磨きや、咀嚼などの動作で向かい合うはと擦れることにより、汚れが着きにくいところとなっております。 しかし、乳歯と生え替わりで出てきた4・5番目の小臼歯や、6才臼歯、そして12才頃に生えてくる7番目の大臼歯は、生え始めはとても磨きにくく、子供さんのブラッシングの技術も未熟であり、そして歯自体も表面がまだ弱い為、虫歯になるリスクがとても高いです。

 そこで、シーラントを行うことにより、虫歯のリスクを下げることができるのです。 

 また、噛み合わせの面の溝から始まる虫歯というのは特徴的であり、外観は分かりにくく、小さな黒い点のようなものがあるなどで、虫歯か着色か判別がつきにくいです。 ですが、その小さな穴から始まった虫歯は、歯の内部で大きく広がり、気付いた時には歯の神経を取らなければいけなくなるほどになっていることがあります。 
 
 それを防ぐためにも、早めにシーラントで歯の溝を無くしてしまうというのは、虫歯予防にとても有効な手段と言えます。