虫歯・歯周病・バイオフィルム・感染症など予防の意識がとても重要!

予防歯科

予防歯科とは

予防歯科とは、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、病気になる前に、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、歯科医師や歯科衛生士の指導に基づいた毎日のセルフケアを行うことで、お口の健康ひいては身体の健康を維持していく歯科医療のことです。

歯医者は痛くなってから行くものだと思っていませんか?
今まででの日本の歯医者は、痛くなって歯医者に行き、そして治療を行い、その繰り返しでした。多くの方は、虫歯になって治療をすれば、痛みもなくなって、詰め物をすれば元通りになったと思いがちです。 しかし、それは大間違いです!
治療後に入れた詰め物やかぶせ物は時間とともに変形し、小さな隙間から虫歯菌が入り虫歯を再発させ、さらに歯を大きく削っていくことになります。
この再治療を繰り返していくと、歯を抜かなければなりません。このように、負のサイクルがおきてきます。
残念ながら、治療をすればするほど、歯は弱く悪くなってきます。

お口の中には、歯の表面が溶けて穴があく虫歯と、歯を支えている組織を破壊する歯周病があります。
虫歯や歯周病は自然には治りません。治療すると、時間や費用が かかってきます。
だから、治療をした所を二度と悪くしないためにも予防をすることをオススメします。


  • 5年経過
治療後、約2~6ヶ月に1回の定期メンテナンス(検診やクリーニング)を受診されている方です。5年経過しても口腔内の環境を維持されています。

予防歯科の効果

この図をみてください。痛くなってから歯医者に行くという日本と、痛くならないように歯医者に行く欧米では検診に行く割合が全く違っています。
欧米では国が予防歯科に価値を認め国の政策により予防歯科に力を入れています。北欧ではいかに再発しないか、悪化しないか、という国が目指す目標があります。
歯がなくなると・・・

生活の質
の低下
満足のいく食事ができない
人前で大きな口で笑えない
治療にお金がかかる

など、上記以外にも様々な問題が出てきます。
日本ではこれまで、悪くなったところを治療して、治療したところがまた悪くなってまた治療するという「治療型」の歯科医療が当たり前になっていたため、歯がなくなって初めてその大切さに気付くことが多かったのです。
しかし、歯は少しでも虫歯になったり削ったりすると、二度ともとの健康な状態には戻りません。そのため、歯が病気になる前に「予防」をすることこそが大事なのです。
おおくぼ歯科医院では、患者様のお口の中の健康のため、そしてきれいなお口を維持するためにも予防メンテナンスに力を入れて取り組んでいます。

予防歯科とクリーニング

ところで、なぜ歯磨きをしているのに虫歯や歯周病になるのだろうって思いませんか?
もちろん、歯磨きは大事なことに変わりはありませんが、それだけでは虫歯や歯周病を予防することができないのです。
虫歯や歯周病の原因は、バイオフィルムによる感染症です。
バイオフィルムとは、細菌の塊であるプラークの集合体です。私たちのお口の中では、いろいろな細菌が互いにうまく住み分けながら集合体となって歯や歯石の表面にくっついて成長していくのですが、その過程で表面にぬるぬるとした膜を張り、それがバリアーのような機能を果たすため、一般的な抗菌剤や消毒剤などは浸透しにくく効かなくなります。その菌の膜がバイオフィルムです。
身近なところでは、台所の三角コーナーのヌメリや、浴槽についたヌルヌルした汚れも同じくバイオフィルムによるものです。歯の表面についてしまったバイオフィルムは、家庭でのブラッシングでは完全に落としきることができないため、歯科衛生士による「PMTC」で定期的にクリーニングする必要があるのです。

PMTCとは、 P=プロフェッショナル(専門家による)、M=メカニカル(機械的な) 、T=トゥース(歯の)、C=クリーニング(清掃)の略で、 歯科のプロが専門の機械を使って行う本格的な歯の掃除のことです。
ゴムのカップでできた器具を使用して歯の表面のバイオフィルムを除去しますので、痛みもなく、歯や歯茎を傷つけることもないので安心です。

まずご自身のリスクを知りましょう。詳しい検査内容は、こちらです。

おおくぼ歯科医院では、検査結果の情報をもとに患者様ひとりひとりにあった予防プログラムを立案し、担当の歯科衛生士と一緒に口腔内の環境を変えていくことで、歯の寿命を少しでも長く健康を維持できるようにつとめています。

むし歯予防のフッ素って何?

フッ素は、もともと地球に多く存在し、海水や土壌の中にも必ず含まれており、食品にも含まれています。虫歯は歯垢から出される酸などによって、歯のミネラルを溶かす力(脱灰)が、歯にミネラルを補給して結晶化する力(再石灰化)よりも優勢関係にあればあるほど発生しやすくなります。そこでフッ素の効果の一つである、ミネラルを取り組んで再石灰化の速度を高め、さらにミネラルが溶けだすのを防止する作用が役立ちます。その結果、虫歯で穴があく一歩手前の状態=「初期虫歯」を元の健康な状態に戻すことができるのです。

フッ素でできる虫歯予防は、「再石灰化を促進する」だけでなく、「歯の質を強化する」「酸が作られるのを抑える」など、大きく3つに分けることができ、大変効果的な方法です。

効果的な使い方

フッ素入り歯磨剤で1日1~3回ブラッシングを行い、使用後少量の水で洗口します。継続的に使用すると効果的です。
虫歯のリスクが高い人は、フッ素を歯に残すために、通常の歯磨きの後にフッ化物配合ジェルで軽くブラッシンングします。そして毎日寝る前にフッ化物洗口が効果的です。
また、歯科医院で1年に2~4回程度、高濃度のフッ素歯面塗布を行うことで、予防効果をより高めることができます。

子供の歯の予防

子供は生後6~9ヶ月頃から乳歯が生え始め、3歳ごろには20本の乳歯が生え揃ってきます。また6歳頃から、乳歯から永久歯へと生え替わっていきます。生えかけの歯はまだ未熟なため虫歯になりやすく、子供の口腔ケアには、保護者の方の協力が重要になってきます。
「どうせ生え替わるから、虫歯になっても大丈夫」ではありません。乳歯が虫歯になると、これから生えてくる永久歯の歯並びに影響するだけでなく、永久歯も虫歯になりやすい環境になってしまいます。 生涯のお口の健康を目指すスタートは、子供の頃から始まっていると言えるのです。

虫歯予防のための生活習慣

  • 1.甘いものは控える。
    おやつを食べ始めると、甘いものが好きになりがちです。
    糖分は、虫歯菌(ミュータンス菌)のエサになるので、虫歯になるリスクが高くなります。
  • 2.おやつや食事は規則正しい時間に行う。
    ダラダラ食べているとお口の中が糖分で満たされている状態が続き、常に虫歯になりやすい環境になってしまいます。
  • 3.食べた後は磨く。
    歯ブラシで細菌を落とすことが大切です。歯と歯の間もデンタルフロスなどを使って汚れをしっかり取りましょう。
  • シーラント

    「シーラント」とは、奥歯の溝の噛み合わせの面にある溝に歯科用の樹脂を詰めて、虫歯菌や食べカスがたまらないようにして、虫歯になりにくい歯を作る予防処置です。
    歯の溝の深さは、人それぞれ違っており、浅い溝より深い溝のほうが虫歯になりやすいのです。特に奥歯の溝は見た目以上に深く、歯ブラシの毛先はなかなか届きません。歯を削らずに詰めるので痛くありませんが、詰めた後も噛み合わせの力などで欠けたり、とれてしまったりする可能性もあるため、メンテナンスが必要です。とれてしまわない限り、虫歯予防に大きな効果があります。シーラントの虫歯予防効果は、主として「6歳臼歯」などに代表される生えたばかりの永久歯や、奥歯の乳歯などに応用できます。


    • 生えかけの6歳臼歯

    • 生えたての6歳臼歯

    6歳臼歯とは、5~6歳頃に生えてくる初めての永久歯です。初めて生えるということは、永久歯の中で最も長くお口の中で活躍する歯。ものをかみ砕く力も強く、かみ合わせの基準となる大切な歯です。しっかり歯が生えきってからシーラントの処置をし、虫歯予防をすることが効果的です。

    シーラントの方法

    • ①処置の前に、歯の溝の汚れを落とし、水分を取り除きます。
    • ②シーラント材がきちんと接着するように薬剤を塗り前処理をします。
    • ③シーラント材を流し込み、専用の光を照射して固めます。
    • ④シーラント完成。溝に虫歯菌や食べかすが入らないようになりました。

    Q&A

    Q
    シーラントって何ですか?効果はありますか?
    A

    シーラントとは、奥歯の溝の凸凹を埋めて、虫歯菌が繁殖しないようにするものです。

    素材はフッ素を配合した樹脂になります。

    6歳頃に生えてくる6歳臼歯(第1大臼歯)は、歯ブラシが届きにくいために、汚れがたまり虫歯なることが多く、最も寿命の短い永久歯の一つでもあります。萌出したての6歳臼歯の歯の溝はとても深く、虫歯の始まりはこの溝からが一番多いのです。

    その溝にシーラントを埋めることで、溝を浅くして虫歯を予防します。

    ただし、シーラントは予防のための施術であるため、虫歯の治療に使えるものではなく、すでに虫歯になってしまっている歯には施せないことがほとんどです。

    シーラントの効果としては、虫歯予防調査の結果では、約66%もの歯が虫歯にならなかったという結果があります。また、シーラントの中にはフッ素化合物が含まれているため、フッ素入りのシーラントならシーラントの虫歯菌を寄せつけない働きと、フッ素の歯を強くする働きの両方が得られるため、とても効果が期待できます。

    5~6歳になると6歳臼歯が生えてくるため、歯の咬み合わせがすべて見えるようになれば、シーラントを開始しましょう。

    ただし、シーラントはあくまで虫歯予防が目的の処置です。シーラントをした後もしっかり歯磨きをしなければ、虫歯になってしまいます。

    また、磨耗や咬み合わせなどの様々な状況により、シーラントがとれてしまうことがありますので、定期的に歯医者さんでチェックしてもらいましょう。

     

    Q
    インフルエンザを予防するには手洗い・うがい以外なにかありますか?
    A

    インフルエンザの予防対策としては、手洗いやうがい、ワクチン接種などがありますが、口腔ケアも、インフルエンザ予防に有効なことをご存じでしょうか。お口の中には、約30億〜6000億もの細菌が生息しており、これらの細菌は唾液中に酵素を出しています。これは、インフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素のプロテアーゼやノイラミニダーゼを出すため、口腔が不潔だとインフルエンザに感染しやすくなるというものなのです。

    特に、歯周病菌が出す酵素は抗ウイルス薬では抑制できないため、口腔内を不潔にしておくと、インフルエンザウイルスの感染を助長してしまいます。さらに、お口の中の体温は、通常37℃前後に保たれており、唾液によって潤っています。ここに細菌の栄養分となる食べカスなどが常にあると、温度、湿度、栄養の条件が揃っているお口の中は、細菌が繁殖するには最適な環境となってしまうのです。

    口腔内の細菌は、歯の表面だけではなく舌やのどの粘膜にも多く存在しています。インフルエンザ予防には、うがい・手洗いはもちろん、歯磨きもプラスして、口腔内の細菌の数を減少させて、インフルエンザや感染症を予防してください。

    Q
    タバコを吸うと歯周病が悪化しますか?
    A

    喫煙は歯周病のリスクを高めます。

    タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。タバコを吸う人は吸わない人に比べ約3倍も歯周病にかかっていて、また2倍も多く歯を失っているというデータもあり、喫煙本数と比例して歯周病が重症化することも分かっています。

    タバコの成分により、食べかすや細菌が付着しやすい環境を作ったり、血管収縮を起こすことで、歯茎に届く血液量が少なくなり、免疫力が下がってしまうことで歯周病の原因細菌が活発に働いてしまいます。また、代表的なニコチンは、唾液の分泌を抑える働きもあります。唾液が少なくなると、口腔内は乾燥して虫歯や歯周病の原因細菌の働きを強めてしまいます。これらの働きによって、タバコを吸うことが歯周病に悪影響を及ぼし、タバコを吸っている人は歯周病の進行が早いと言えるのです。

    タバコは「百害あって一利なし」と言われるほど、私たちの身体に悪影響を及ぼす存在として広く知られています。また、タバコによる悪影響は吸っている本人だけに及ぶものだと思われがちですが、たとえ非喫煙者であっても、受動喫煙によって歯周病のリスクが高まることが明らかとなっています。歯の健康維持、特に歯周病の改善を目指すのであれば、禁煙は必須事項なのです。

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