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部分入れ歯を作りましたが、違和感があって入れていません。2018.03.15

歯を喪失した部分の修復方法にはいくつかありますが、入れ歯もその治療のひとつです。しかし中には、せっかく入れ歯を作ったのに使っていないという声も耳にします。しかし、たとえ1本でも歯が喪失した状態のまま日常生活を過ごしていると、お口の中だけでなく全身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

①他の歯に力が加わり、歯の寿命を縮める

歯は噛みあわせる際に、全体にかかる咬合圧を分散しています。本数が減れば、それだけ残存歯に圧力が大きくかかることになってしまうのです。すると、健康だったはずの残りの歯の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。

②歯並びが変化し、左右非対称になってくる

歯が無いままの状態が長く続くと、歯がない所の両側の歯がそのスペース側に寄る傾向にあります。さらに隣の歯も寄り始め、だんだん左右非対称な歯並びになってしまいます。

③虫歯や歯周病になりやすくなる。

歯が無くなった部分へ両側の歯が動く際、傾斜して寄ってくることがほとんどです。その影響から、歯と歯の間に汚れがたまりやすく虫歯や歯周病の原因になってしまいます。

④噛み合うはずの反対の歯が伸びてくる

歯がないのをそのままにしておくと、噛みあう相手が無くなってしまった対称の歯が伸びて出てきてしまいます。結果、歯の根っこが露出してしまい、虫歯や歯周病、知覚過敏症の原因にも繋がってしまいます。

上記以外にも様々なデメリットがあります。もしも作った入れ歯が合わない場合は歯科医院で調整することが可能です。お口の中は日々変化しますので、自分のお口に馴染むよう、こまめに調整を行ったり、違和感の少ない入れ歯に変えることも可能です。違和感を覚えたら、我慢して使い続けたり、外したままにしたりせずに、お気軽にご相談下さい。