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虫歯菌は母子感染しますか?2018.03.30

虫歯菌(ミュータンス菌)は、親から感染するといわれています。虫歯の原因であるミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。ミュータンス菌は、歯のような硬いところにしか住めないので、歯が生えていなければ生きていけないのです。ミュータンス菌が、口の中に見つかるのは、乳歯が生え始める生後6ヵ月ごろからで、31ヵ月(2歳7ヶ月)までの時期に感染し、定着します。この時期の砂糖の摂取が虫歯になりやすいかどうか影響してきます。

では、このミュータンス歯はどこから赤ちゃんの口の中に感染するのでしょうか。

普通、最も密接にふれ合う保育者から感染します。主にお母さんの唾液の中のミュータンス菌が、食事中のスプーンやお箸の共有、嚙み与えなどによって、赤ちゃんに感染します。お母さんからの感染が多いため、『母子感染』といいますが、お母さんだけに限らず、赤ちゃんと接する機会の多い家族などから感染する事もあります。

ミュータンス菌の感染を防ぐために、赤ちゃんと接する家族は、虫歯の治療を終わらせて、自身のニュータンス菌の数を減らす、歯科医院での定期的な歯のクリーニングを行う、赤ちゃんとスプーンや箸、ペットボトルの共有をしない等があります。

しかし、ミュータンス菌の母子感染は、お子さんの虫歯のなりやすさを決める一つの要素ではありますが、虫歯のなりやすさは糖質(砂糖など)の摂取頻度、歯磨き、歯科医院での予防処置(フッ素塗布など)の頻度などによっても左右されますので、ご不明な点がありましたら、お気軽にスタッフにご相談下さい。