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知覚過敏って?2018.10.01

知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。知覚過敏症は日本人の4人に1人はかかっていると言われているほど、身近な症状です。

知覚過敏の原因は主に、歯茎が下がったり歯のかむ面がすり減ったりして、歯の表面のエナメル質に覆われていない「象牙質」という歯の層が露出してしまうことによって起こります。象牙質とは、痛みを感じる部分です。通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはありませんが、様々な理由で象牙質が露出すると、刺激が神経に伝達されやすくなり、知覚過敏が生じるようになります。

健康な歯茎でも加齢によってある程度歯茎が下がってしまうことは避けることができません。しかし、プラークが付着した状態が長く続けば、歯の表面が酸により溶けて、知覚過敏が起きやすくなります。

以上のことから、歯周病とむし歯の予防が、知覚過敏の予防につながるのは明らかです。対処法には自宅で手軽に実践できるものから、歯科医院での処置が必要になるものまで、症状に応じた様々な方法があります。自身で判断せず、一度歯科を受診して自分に合った適切な処置をすることが大切です。