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Q.舌ブラシは必要ですか?2021.01.14

日頃のセルフケアは歯ブラシやフロス(糸ようじ)、歯間ブラシを用いたケアで歯や歯茎を清潔に保つために行うケアです。
実は歯や歯茎だけではなく、舌もセルフケアが必要です。皆さん舌ブラシは使った事がありますか?

 

 

舌も適切に掃除をしないと汚れがたまってしまいます。その汚れが目に見える状態になったものを舌苔(ぜったい)といいます。
舌苔は臭いの元になったり、味覚を鈍らせたりする場合があります。

 

口の中には細菌が沢山いて、食べかすやはがれた粘膜に含まれるたんぱく質を分解して口臭(揮発性硫黄化合物)をつくります。ですから、そのニオイの元になる舌苔を取り除くことが口臭予防には効果的になります。

日中は唾液によって細菌の増殖が抑えられていますが、寝ている間は、唾液の分泌が減少し自浄作用が弱くなるので、細菌のかたまりである舌苔の付着量は朝が一番多いと言われています。舌苔が口臭の原因であるということは、寝起きの口臭が気になることからもおわかりでしょう。

 

次は舌ブラシの効果的な使い方についてです。

1日に何度も舌をこすると舌の粘膜を傷つけてしまうこともあるので、舌清掃は1日1回を目安に、舌の汚れが気になるときに行って下さい。朝は舌苔の付着量が多いので、舌清掃は朝の歯みがき時に行うのがおすすめです。

 

また磨くときはブラシを舌の「奥から手前」に動かします。ブラシを手前から奥に動かしたり、前後に往復させたりするのはやめましょう。舌苔中の細菌をのどの奥へ送り込んでしまう危険があります。

また舌はとてもデリケートな組織なので傷つけないように強い力は入れないようにしましょう。

 

長い期間をかけてたまった舌苔は、1回の掃除ではキレイになりません。毎日掃除をすることで、だんだん落ちやすくなっていきます。舌を傷つけないためにも無理は禁物です。

 

当院でも物販コーナーにて舌ブラシをご用意しております。口臭やお口の中の汚れが気になっている方は一度衛生士やスタッフにお気軽にご相談ください。