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痛くなくても虫歯なんですか?2023.07.27

虫歯の深さ(進行度)とその症状についてお話させて頂きます。

まず、虫歯に関してお話させて頂く前に少しだけ、歯の構造について説明させて頂きます。 

歯は1つの塊ではなく、層になっています。 一番外側の層はエナメル質といい、非常に硬い構造物です。そして、その内側の二番目の層となるのが、象牙質といいます。

 象牙質はエナメル質に比べ、やや柔らかい構造物となっています。そしてその内側は歯髄(歯の神経)や、血管がある、歯髄腔という空洞になっています。 

では、虫歯についてですが、分類する時はその深さによって“C1、C2、C3、C4”と表記します。 “C1”は、表層のエナメル質に限局した虫歯。この段階では症状はありません。

“C2”は少し虫歯が深くなって、象牙質に達する虫歯です。 症状として、冷たいものでの痛みが出てきます。 

“C3”は更に進行し、象牙質の内部、歯髄腔に達する虫歯がある状態を指します。 症状としましては、歯の神経が炎症を起こす為、熱いものが痛い、何もしなくてもズキズキ痛い、などはっきりとした痛みが出現します。 

最後に“C4”ですが、虫歯によって歯が侵食され、歯の頭の部分(見えている部分)が崩壊し、歯の根っこだけになってしまった状態を指します。ですが、この段階になると歯の神経が死んでしまう為、あまり顕著な症状はないことが多いです。