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よくあるご質問

Q
インフルエンザを予防するには手洗い・うがい以外なにかありますか?
A

インフルエンザの予防対策としては、手洗いやうがい、ワクチン接種などがありますが、口腔ケアも、インフルエンザ予防に有効なことをご存じでしょうか。お口の中には、約30億〜6000億もの細菌が生息しており、これらの細菌は唾液中に酵素を出しています。これは、インフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素のプロテアーゼやノイラミニダーゼを出すため、口腔が不潔だとインフルエンザに感染しやすくなるというものなのです。

特に、歯周病菌が出す酵素は抗ウイルス薬では抑制できないため、口腔内を不潔にしておくと、インフルエンザウイルスの感染を助長してしまいます。さらに、お口の中の体温は、通常37℃前後に保たれており、唾液によって潤っています。ここに細菌の栄養分となる食べカスなどが常にあると、温度、湿度、栄養の条件が揃っているお口の中は、細菌が繁殖するには最適な環境となってしまうのです。

口腔内の細菌は、歯の表面だけではなく舌やのどの粘膜にも多く存在しています。インフルエンザ予防には、うがい・手洗いはもちろん、歯磨きもプラスして、口腔内の細菌の数を減少させて、インフルエンザや感染症を予防してください。