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親知らずは、何ですか?2018.02.01

親知らずの正式名称は「第三大臼歯」です。最前方の前歯から数えて8番目にある、最も奥の歯を言います。

親知らずは、永久歯の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。

親知らずは一般的には、上あごの左右2本と下あごの左右2本の計4本ありますが、もともと親知らずの無い人や、必ずしも4本が揃っていない人など個人差があります。先天性欠損(発育段階から形成されずに歯が存在しないこと)は、その原因は遺伝子にあると考えられていますが、ないからと言って特に問題はありません。

また、現在の食生活の変化から咬む回数が少なくなることから、咬む力が弱くなり、顎の小さい人も増え、その結果、親知らずの生えるスペースがなくなって、半分だけ顔を出したり、曲がって生えたりするケースも多く見られます。親知らずは奥歯で磨きにくい上、気づかぬうちに他の歯を圧迫してしまっていることもあるので、違和感がある、腫れぼったい感じがするなど、気になることがあれば早めに受診することをおすすめします。