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シーラントって何ですか?効果はありますか?2018.04.28

シーラントとは、奥歯の溝の凸凹を埋めて、虫歯菌が繁殖しないようにするものです。

素材はフッ素を配合した樹脂になります。

6歳頃に生えてくる6歳臼歯(第1大臼歯)は、歯ブラシが届きにくいために、汚れがたまり虫歯なることが多く、最も寿命の短い永久歯の一つでもあります。萌出したての6歳臼歯の歯の溝はとても深く、虫歯の始まりはこの溝からが一番多いのです。

その溝にシーラントを埋めることで、溝を浅くして虫歯を予防します。

ただし、シーラントは予防のための施術であるため、虫歯の治療に使えるものではなく、すでに虫歯になってしまっている歯には施せないことがほとんどです。

シーラントの効果としては、虫歯予防調査の結果では、約66%もの歯が虫歯にならなかったという結果があります。また、シーラントの中にはフッ素化合物が含まれているため、フッ素入りのシーラントならシーラントの虫歯菌を寄せつけない働きと、フッ素の歯を強くする働きの両方が得られるため、とても効果が期待できます。

5~6歳になると6歳臼歯が生えてくるため、歯の咬み合わせがすべて見えるようになれば、シーラントを開始しましょう。

ただし、シーラントはあくまで虫歯予防が目的の処置です。シーラントをした後もしっかり歯磨きをしなければ、虫歯になってしまいます。

また、磨耗や咬み合わせなどの様々な状況により、シーラントがとれてしまうことがありますので、定期的に歯医者さんでチェックしてもらいましょう。