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甘いものが好きですが虫歯になりやすいですか?2022.02.22

砂糖を使った甘いチョコレート歌詞やキャンディー、ガム、グミ、ケーキやアイスクリーム、美味しいですよね。 これらの甘いお菓子や、砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの糖分が含まれている清涼飲料水や炭酸飲料は、確かに美味しいのですが、糖分が多い為に虫歯になりやすい食べ物でもあります。

 

甘いものを食べると虫歯になりやすいと言われるのは、甘いものには糖が含まれるからです。では、甘いものでなければいくら摂取しても虫歯になりやすくはならないのでしょうか?それは違います。甘いというのはあくまで味覚の問題ですから、例え甘くなくても糖が含まれているものはいくらでもあります。

「甘いものを食べると虫歯になりやすい」ではなく、「糖が含まれるものを食べると虫歯になりやすい」と認識した方が良いでしょう。フルーツのアメは甘いから虫歯になるけどミントのアメなら虫歯にならないというわけではないのです。

 

糖の摂取を控えれば、それだけで虫歯になりにくくなるとは言えません。食事に関して言えば、食事の仕方自体で虫歯になりやすくもなりにくくもなるからです。例えば、「よく噛まない」や「ダラダラ食い」は糖の摂取と関係なく虫歯になりやすくなります。

噛まければ唾液の分泌量が低下しますし、唾液の分泌量が低下すれば細菌が流れにくくなります。またダラダラ食いは食事の時間が長くなり、歯の再石灰化が正常に行われず脱灰だけ進んでしまいます。虫歯を予防するには糖の摂取だけにこだわるのではなく、食生活そのものの見直しが必要です。

もちろん、どれだけ模範的な食生活を送ってもケアが不充分だと虫歯になってしまいます。確かに糖は虫歯になるリスクを高めますが、あくまでそれは虫歯菌の働きを活発にさせるという意味であり、例え糖を摂取しなくてもプラークは付着しますし、虫歯になる可能性は常にあるのです。

 

虫歯予防には決められた時間に、規則正しく、バランスよく食べることが大切ということですね。

また、ジュースやスポ飲料をよく飲む習慣や、アメを1日に何個も食べる習慣は、虫歯になりやすいと言えます。お口の中に糖分が残っている時間が長くなるためです。間食も、1日1回と決めてまとめて取るようにするといいですね。そして食べた後はジュースではなく、お水やお茶を飲むこともおすすめです。

また、以前から虫歯になりやすいと心配の方は一度唾液検査をしていただくこともおすすめです。検査をして患者様に合った予防について提案させていただいてますので、興味のある方はお気軽にスタッフにお声がけください。