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歯の神経の治療とはどんな治療ですか2022.03.24

歯の神経の治療とはどんな治療なのですか?

 

「歯の神経の治療」や「歯の根の治療」をすると言われたとき、「どんな治療をするの?」、「痛い治療なの?」と不安に思われたことはありませんか?

今回はみなさまに安心して治療を受けていただくために、歯の神経の治療(根管治療)についてお話ししていきたいと思います。

 

歯の根っこだけが残るような重度の虫歯は、神経が死んでしまっています。また、その神経が詰まっている「根管」も汚れています。虫歯部分をきれいに削ったとしても、このまま被せ物を取り付けてしまうと、根管中で細菌が繁殖し、虫歯が再発してしまうことになります。
根管治療は、死んだ神経を取り除き、歯の根を徹底的に洗浄・消毒し、最後に薬剤を詰める治療です。このことで、被せ物を取り付けたあとの根管内での細菌の繁殖・虫歯の再発を予防することができます

 

根管治療を途中で中止してしまったり、根管治療後の補綴処置(クラウンなどのかぶせ物)が不良であると、根管内に細菌が感染して(感染根管)歯根の先の歯周組織に炎症がおきます。炎症が起きると硬いものを噛むと痛む、歯が浮いた感じがする、歯肉を押すと痛む、歯肉の下の方が腫れる、歯肉の下のほうから膿がでる、などの症状がでます。原因が根管の感染ですので治療としては感染している歯質を針のような道具(ファイル)で削り取って行きます。そしてその後に根管が再度感染を起こさないように、密閉する薬をつめます

 

治療の期間は皆さんが想像しているよりも回数はかかります。

前歯で2~3回、大臼歯という奥歯ではもっと多く治療回数がかかります。痛みが長引いる例などでは治療回数は増えます。
予約間隔が一週間に一回とすれば、約二ヶ月近くかかります。根の治療をする歯が複数本ある場合には、その本数分回数がかかります。歯科の治療が他の科に比べて回数が長くかかるのは根の治療も一因なのです。

 

歯の神経にまで虫歯が及んでいる場合には激しい痛みがみられるので麻酔をして治療を行います。麻酔がしっかり効いていれば痛みを感じることはありません。安心して治療に臨んでください。

治療前に痛みや不安に感じることがあれば、スタッフまでお気軽にご相談くださいね。