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口を開けると音が鳴りますが病気ですか?2022.04.30

「口を開けた時に、顎からカクカクと音が鳴る」「口を大きく開けられない」などのお悩みはありませんか?このような症状をお持ちの方は「顎関節症」の可能性があります。

顎は筋肉や関節と複雑に結びついており、それらが連動することで「口を開ける」「噛む」などの動作ができます。しかし、何らかの原因で、その動きがスムーズにならなくなることがあります。顎に痛みや違和感を覚えるようになり、口を大きく開けることが難しくなるのです。顎の筋肉や関節に不具合が生じている状態が「顎関節症」です。

顎関節症は症状が悪化すると、顎の痛みだけでなく、肩こりや腕のしびれなど、全身の不調に影響を与える恐れがあります。

 

顎関節症の原因は様々です。多く見受けられるのは、歯ぎしりをする癖がある方や、上下の歯の噛み合わせが合っていない不正咬合の方です。これらの要因は顎関節に大きな負担をかけ、顎関節症を引きおこすことがあります。

また、精神的なストレスで顎まわりの筋肉が緊張した状態が続く方や、頬杖や猫背などのよくない姿勢、左右どちらかの歯でばかり噛む癖などがある方は、顎関節症にかかりやすいタイプといえるでしょう。

 

では顎関節症の治療法はどのようなものがよいのでしょうか。

一般的なのが、顎関節症治療用のマウスピースを使用する方法です。歯科医院で患者様の噛み合わせに合わせたマウスピースを作製し、それを睡眠中に使用することで無意識時の歯ぎしりや噛みしめを防ぎます。睡眠時の顎への負担は起床時よりもはるかに大きいため、睡眠時の負担を軽減するだけでも顎まわりの筋肉のダメージは軽くなります。

マウスピースは既製品も市販されていますが、噛み合わせに合わないものを使用すると、かえって顎に負担をかけることになりかねません。マウスピースを使用する際は、ぜひ歯科医院でご自分の噛み合わせにあったものを作製しましょう。

 

歯ぎしり用のマウスピースは健康保険が適応されますので顎の不調でお悩みの方は一度スタッフにご相談下さい。