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以前より歯茎が下がってる気がしますがなぜですか2022.05.23

「気がついたら歯が長くなった気がする」と思ったことはありませんか?こんな場合、歯茎が下がってきている可能性があります。

歯茎が下がると老化を実感して不安になってしまうかもしれません。

今回は歯茎が下がる原因と対策について紹介します。

 

まず、歯茎が下がるとどのような症状が起きるのでしょう。

歯根の部分が露出してくると、知覚過敏を引き起こします。とくに冷たいものでしみたり、歯ブラシが当たるとツーンと痛むことがあります。

また露出してきた歯根の部分には、歯冠部分(歯の頭の部分)と違ってエナメル質がありません。そのため、虫歯に対する抵抗性が弱く、その部分が虫歯にかかりやすくなります。

 

では歯茎が下がる原因ですが、いくつかあります。

  • 歯周病

歯周病とは、歯ぐきに細菌感染が起こり、炎症反応が生じる病気です。日本人の成人の約8割がかかっているとも言われており、国民病といっても過言ではありません。そんな歯周病では、歯ぐきの破壊が起こり、歯肉が下がっていきます。進行すると顎の骨である歯槽骨(しそうこつ)まで壊されます。

 

  • ブラッシングが強すぎる

毎日一所懸命に歯磨きすることは良いのですが、ブラッシング圧が強すぎると、歯ぐきを傷めてしまいます。その結果として、歯肉退縮が起こります。同時に歯の表面を覆っているエナメル質を傷つけることにもなるため、適切な力で歯磨きすることが大切です。

 

  • 歯ぎしり、食いしばり

歯ぎしりや食いしばりなどの習癖があると、歯と歯ぐきに過剰な負担がかかります。そうすると、歯の破折や亀裂を招くだけでなく、歯ぐきに炎症をもたらし、歯肉退縮を引き起こすのです。

 

  • 歯並びやかみ合わせが悪い

歯並びやかみ合わせに乱れがあると、特定の歯や歯茎に過剰な負担がかかります。そうしたケースでも歯ぐきに炎症反応が生じ、徐々に下がっていってしまいます。

 

  • 詰め物やかぶせ物が合っていない

詰め物や被せ物の縁の部分が合っていないと、その部分の歯茎に炎症を起こして歯茎が下がってしまう原因となります。

 

  • 矯正治療の影響

成人になってから歯列矯正を行うと、歯茎が下がってしまう場合を多く見受けます。これは、もともと重なっていた場合には歯茎がダブついていたものが歯を並べたことによって引き締まったため下がったように感じられる、ということが挙げられます。また、無理な力をかけて矯正した場合には骨の吸収が起こって歯茎が下がる場合もあります。

 

  • 加齢現象

たとえ歯茎に異常がなくても加齢によって徐々に下がってしまうことがあります。

 

自分がどんな原因で歯茎が下がってしまったかを理解して対策をとることが大切です。

歯茎に何か違和感を感じた方は一度お気軽にご相談くださいね。