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歯と歯の間に隙間が以前よりもできましたがなぜですか?2022.07.29

歯と歯の間に隙間があるのはいわゆるすきっ歯のことです。

すきっ歯には、先天的な要因と後天的な要因があります。

まず、生まれつき歯が小さいもしくは生える角度が悪い、形がいびつだと隙間ができる場合があります。

さらに、永久歯が顎の骨の中に埋まるなどして欠損しており、本来生えてくるはずの歯がないと、その分隙間が生じてしまいます。

また、顎の骨の大きさに対して歯が小さい、もしくは大きいなど顎と歯のバランスが悪いのも原因のひとつとされています。

 

後天的な要因としては、癖や習慣などが挙げられます。

例えば、頬杖をつくと奥歯のかみ合わせがズレたり、舌で前歯を押したり子どもの頃の指しゃぶりの癖も特に前歯の隙間があいてしまう要因となります。

 

また、加齢による歯茎下がりもその一つとされています。

年齢を重ねると歯茎のハリを維持するコラーゲンが減少し、下がってきて歯の隙間が増えてくるからです。

歯磨きがきちんとできていないと、歯の隙間や歯と歯茎の間の歯周ポケットに食べかすや歯垢が溜まり、細菌が石灰化して固まった歯石が付着します。

すると、歯周病菌が増殖して歯槽骨という歯を支えている骨を溶かすため、どんどん歯茎は下がって隙間が広がっていくのです。

さらに、歯の隙間が増えると上下の噛み合わせがズレ、歯にかかる圧力が強くなり、歯の隙間をさらに広げてしまう場合もあるのです。

咀嚼時や重たいものを運ぶ際などに、ぎゅっと歯を噛みしめたり睡眠中に歯ぎしりをしたりなど常に歯に強い圧力がかかるような癖は、歯を少しずつ移動させ、隙間を大きくすることにもつながります。

夜間の歯ぎしりを原因として前歯の隙間が広がった方は、マウスピースの使用をおすすめします。就寝中に装着することで、歯の移動、歯のすり減りを予防することができます。

 

このように歯と歯の隙間に関しては様々な理由があります。

原因を正しく理解して適切な対処をすることが大切です。

気になる方はお気軽にスタッフにご相談下さいね。