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インプラントの寿命はどのくらいですか?2022.08.10

インプラントは、自分の歯に似た感覚で噛むことができ、自然に近い見た目であるというようなメリットがあることから、とても人気のある治療法です。ただし保険がきかず、治療費が高額であることから「どのくらい持つのだろうか」ということを気にする方も多いことと思います。

今回はインプラントの寿命はだいたいどのくらいなのか、また、なるべく長持ちさせるためにはどのようなことに注意をすればよいか、などについてご紹介します。

 

インプラントはチタンで作られているため、インプラントそのものの寿命は半永久的と言えます。しかし人間の歯として機能的に半永久的に安定して噛めるわけではありません。

厚生労働省によって行われた調査によると、インプラントが10年〜15年後にお口の中にとどまっている確率は上の顎の場合で90%程度、下の顎で94%程度となっています。

 

少しでも長く、快適にインプラントを使うためにも、注意したいポイントがいくつかあります。ここでは、インプラントの寿命を延ばすための、代表的な3つを紹介します。

  • 定期的なメンテナンスを行う

インプラントのメンテナンスが不十分だと、歯周病の一種である「インプラント歯周炎」になることがあります。忘れずに定期メンテナンスへ足を運び、毎日の歯磨きでは取りきれない汚れを落として、インプラント歯周炎を防ぐことが大切です。

 

  • タバコを辞める

喫煙回数が多い人は、インプラントと骨がしっかり結合する確率が下がり、手術が成功しにくいといわれています。
また、無事に成功したとしても歯肉の血流が悪化しているため歯周病の感染を起こしやすく、インプラントの寿命が短くなりやすい傾向にあります。
インプラント治療を選択するのであれば、禁煙したほうが長く口内の健康を保つことができるでしょう。

 

  • 歯ぎしり、食いしばりの対策をする

インプラントは人工的に作られた歯であるため衝撃に弱く、歯ぎしりや食いしばりによって直接負荷がかかってしまいます。そうなると、部品の破損やインプラント歯周炎を引き起こすリスクが高まるので注意しましょう。
日常的に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方はマウスピースを作製するなどの対策が必要です。

 

インプラントの上部の被せ物が欠けてしまっただけなら、その部分を新しく作り直すか、修理するだけで元どおりになるケースがほとんどですが、顎の骨に埋め込んだインプラント体が脱落してしまった場合は、再手術が必要となります。

 

インプラントの寿命は、日々のお手入れや定期的に検診を受けるなど、管理方法によって差がうまれます。
けして安くはない費用を払い、手術をしてまで得たインプラントです。1日でも長く持たせるためにも、まずは普段のお手入れ方法から改善してみてはいかがでしょうか。
また、トラブルの放置は、インプラントをおこなった部位だけでなく、周りの組織にも悪影響を及ぼす危険性があります。定期的に歯科医院でのチェックをおこないましょう。

 

またインプラント治療をお考えの患者様はカウンセリングのみでもご説明させて頂きますのでお気軽にスタッフにお声がけください。